こんにちは。栃木県宇都宮市・小山市で測量登記業務および不動産鑑定業務を行っております、くろお測量登記・不動産鑑定事務所の黒尾です。
2026年8月、宇都宮市内において 大規模分譲開発計画地の現況測量 を実施しました。 現地は立木・雑草が繁茂しており、通常の写真測量では地表面の取得が困難であることから、 Matrice 350 RTK にレーザー測量モジュール Zenmuse L2 を搭載し、植生下の地形取得を行いました。
■ 測量の目的
- 分譲開発に向けた 現況地形の把握(約10mメッシュ)
- 開発道路計画に伴う 周辺建物との斜線制限の確認
- 建物屋根高の取得による 計画高の検討材料の整備
■ レーザー測量の実施条件
今回の現場では、以下の条件で比較測定を行いました。
- 飛行高度:50m / 100m
- ドローン移動速度:3m/s / 7m/s
その結果、 低高度・低速度での飛行ほど、地表面の点群密度が高く、植生下の地盤をより確実に取得できる という傾向が確認できました。
特に立木が多い区画では、50m・3m/sでの飛行が最も地表面の取得率が高く、 開発計画に必要な等高線・地形モデルの作成に有効でした。
■ 取得したデータの活用例
- DEM(数値標高モデル)・等高線の作成
- 建物屋根高の抽出 → 斜線制限の検証
- 開発道路の縦断・横断検討
- 造成計画の初期検討資料として提供
植生が多い現場でも、レーザー測量により地盤を直接取得できるため、 初期段階の計画検討において非常に有効なデータとなります。

.png)
■ まとめ
今回の事例では、 「植生繁茂地での現況把握」+「周辺建物の高さ情報」 という二つの目的を、レーザー測量により効率的に取得することができました。
大規模開発や傾斜地・森林地など、従来の測量では時間と労力を要する現場において、 Matrice 350 RTK+Zenmuse L2 は非常に有効な選択肢となります。
■ご相談・ご依頼
当事務所では、ドローンの飛行のみのご依頼、3Dデータ(点群・オルソ)の作成・編集のみのご依頼、トレンドポイント、トレンドワン(2D図面)の編集のみのご依頼にも柔軟に対応しております。
測量事業者様・建設会社様・不動産関連事業者様など、協業いただける事業者の皆さまからのご相談も歓迎しております。お気軽にお問い合わせください。