こんにちは。栃木県宇都宮市・小山市で測量登記業務および不動産鑑定業務を行っております、 くろお測量登記・不動産鑑定事務所の黒尾です。
2026年10月、栃木県宇都宮市内において 河川沿いの現況測量 を実施しました。 現場は川沿い特有の緩やかな高低差が続き、 草や低木が点在している状況でしたが、 地形の連続性を正確に把握する必要がある区画 であったため、 Matrice 400 RTK にレーザー測量モジュール Zenmuse L2 を搭載し、 高精度な地形データを取得しました。
■ 測量の目的
- 河川沿いの 微地形の把握(標高・地盤形状)
- 草木が点在する区画の 地盤面の抽出
- 造成計画の初期検討に必要な 地形モデルの整備
- 周辺道路・既存インフラとの 高さ関係の確認
■ 現場状況(川沿い・草木がややあり)
- 河川沿いで緩やかな高低差が連続
- 草や低木が点在し、地上測量では効率が悪い
- 一部区画は視認性が低く、地盤面の取得に工夫が必要
- 航空写真のみでは地表面の抽出が不十分となる可能性
このような条件から、 レーザー測量(L2)の penetration(貫通性)を活かした地盤取得が最適 と判断しました。

■ レーザー測量の実施条件
今回の現場では、以下の条件でレーザー測量を実施しました。
- 飛行高度:37m
- GSD:1cm
- ドローン移動速度:3m/s(低速)
- サイドラップ:30%
- レーザーリターン:ペンタ(5リターン)
草木が点在する区画では、 ペンタリターンの効果により 植生下の地盤点群が高密度で取得できる ことを確認しました。
河川沿いの微妙な高低差もレーザー点群により明確に抽出され、 造成計画の初期検討に必要な等高線・地形モデルの作成が可能となりました。
■ 基準点測量(ドロガー・スタティック)
地上基準点は、 Drogger(GNSS)によるスタティック測量を2時間×2点で実施 し、 高精度な基準点を設定しました。
この基準点をもとに作成したオルソ画像では、 航空標識(ターゲット)がドンピシャで一致 し、 後処理の精度検証でも非常に良好な結果が得られました。

■ 取得したデータの活用例
- DEM(数値標高モデル)・等高線の作成
- 河川沿いの微地形の縦断・横断検討
- 造成計画の初期検討資料
- 現況図・地形図の作成(TrendPoint・TrendOne)
草木が点在する現場でも、 レーザー測量により地盤を直接取得できるため、 初期段階の計画検討において非常に有効なデータとなります。
■ まとめ
今回の県央部の事例では、 川沿いで草木が点在する現場 において、 Matrice 400 RTK+Zenmuse L2 により安全かつ効率的に地盤データを取得することができました。
河川沿いの微地形が明確に抽出できた点は、 レーザー測量の大きな強みであり、 開発計画の初期検討において非常に有効な成果となりました。
■ ご相談・ご依頼
当事務所では、
- ドローン飛行のみ
- 点群・オルソ画像の作成のみ
- TrendPoint・TrendOneでの編集のみ といった部分的なご依頼にも柔軟に対応しております。
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